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 富士見高原リゾート

次々に色々な花が咲き誇り、風が薫り、緑鮮やかにゆれる若葉。ロッキングチェアに身をしずめ日がな自然と戯れる。かけたサングラスの隙間から見え隠れする日差しと木々のシルエット。テーブルに置いたワイングラスに手をのばし、干葡萄、シナモンの香りを確かめながら明るいガーネット色した赤ワインを口にふくむ。ミソサザイの饒舌な歌声が上品に昂揚した気分を陶酔の世界へ誘う。読みかけの小説が緩んだ手のひらからすり抜け、床へぶつかり、はずみでバルコニーの外へ落下していった。挟んであった栞がくるくると回りながら流れていくのを薄らいでいく意識が微かにとらえていた。
八ヶ岳南麓に広がる富士見高原は、四季賑わいをみせています。その鹿ノ湯の近くにアドホック・ジャパン研修センターはあります。



 蔵王上ノ台ロッジ

厳しい自然の問いかけに、冷然とした高慢を打ち捨て、抗いの愚かさに気付けば樹氷の精の囁きが聞こえてくる。「この吹雪が通り過ぎたあと、ほんの少しだけお前にご褒美をあげよう」。やがて、雲間を貫いて一条の光が射したかと思うと、山上まで続く雪雲のカーテンが一斉に開き、純白に群青の翼をまとった巨大なモンスターがあらわれた。一瞬の静寂が訪れ、時間が止まった錯覚に陥る。眩しさを堪えきれず瞬きした瞬間、微かな羽撃きに一陣の風が走りぬけ、雪煙が舞い上がり、次々と雪雲に覆い尽くされていく。翼をもがれたモンスターの呻き声を掻き消すかのように再び吹雪がやってきた。





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