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 技術情報

 Wiresharkのプラグイン   
Wiresharkに組み込まれたLuaを使用することにより、ユーザー独自のプロトコル解析を追加することができます。また、追加したプロトコルによる「表示フィルタ」や「色分けルール」も行えます。
以降にて産業用オープンネットワークFL−netを追加した際の記載します。

 ●プラグインの使い方
   Wiresharkのデフォルト設定状態ではLuaは有効になっていません。Wiresharkを
  インストールしたディレクトリにあるinit.luaを編集することでLuaの有効化とプラグインの
  追加を行います。


使用ファイル: FL−netプラグイン・ファイル
FL−net色分けルール・ファイル
FL−netサンプルキャプチャ・ファイル


  (1)FL−netプラグインの設定
    Wiresharkをインストールしたディレクトリ下にFL−netプラグイン・ファイルを配置して、
    同ディレクトリ下にある”init.lua”を以下のように編集する。

    Wireshark v1.0〜v1.2の場合
     @disable_luaの行をコメントにしてLuaを有効にする。
 disable_lua = true; do return end;
             ↓
 -- disable_lua = true; do return end;

     Arun_user_scripts_when_superuserをfalseからtrueに変更する。
 run_user_scripts_when_superuser = false
             ↓
 run_user_scripts_when_superuser = true

     B最終行にプラグインの追加を記述する。
 dofile("FL-netProto.lua")


    Wireshark v1.4〜v2.0の場合
     @最終行にプラグインの追加を記述する。
dofile(DATA_DIR.."FL-netProto.lua")


  (2)FL−net色分けルールの使用方法
     @Wiresharkのメニューで[View]→[Coloring Rules]をクリックする。
     A[Import]をクリックして”FL−netProtoColFilter.txt”を指定する。
     B追加したFL−netのルールを”UDP”よりも優先度を高くする(表示画面の上方にある
      ルールの方が優先度が高い)。
     C[OK]をクリックする。

                       色分けルールの参考画面


  (3)FL−net表示フィルタの使用方法
    FL−netのTokenフレームのみ表示したい場合には、Wiresharkのメイン画面のFilterの
    テキストボックスに”fl−net.tcd=65000” と入力する。
    FL−netで使用できる表示フィルタは、”Expression”をクリックして確認してください。

                        表示フィルタ式の画面


 ●使用上の注意
  ・自己責任でご使用ください(Version 1.0〜1.12、2.0にて動作確認済み)。
  

 ●関連リンク
  産業用オープンネットワーク FL−net



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